個人再生による債務整理の効果はどんなことがありますか?
個人再生は自己破産だけは回避したいという方がよく使われる債務整理です。
自己破産は免責がおりると借金が帳消しになりますが、持ち家を手放す必要があります。
生活必需品は守られますが、家やクルマなどの価値ある財産はすべて売却して換金する必要があるためです。
そのため、自己破産だけは避けたいという方が、個人再生を考えることが多いのです。
弁護士費用はどちらも同じくらいですが、家を守れるというメリットを考えると個人再生のほうがいい場合もあるでしょう。
信用情報、いわゆるブラックリストに登録されるのはすべての方法に共通することです。
5~7年程度はローンを利用できなくなりますが、これはすべての債務整理に言えることです。
債務整理をするとローンやクレジットカードの利用ができなくなりますが、これは家計の見直しをするという意味合いもあります。
借金で失敗する方は、借りすぎ使いすぎが原因なのです。
利息が多すぎて返済しても追いつかないという方もいますが、借入が少なければ利息も小さいものです。
キャッシングで10万円を1ヶ月借りても、利息は1,500円くらいなのです。
これくらいの利息であれば、経済的に圧迫されるレベルではないでしょう。
少ない利息の支払いも厳しいのであれば、返済能力がない状態で借りたということです。
いずれにせよ、自己判断でローン契約をする以上は、返済できなくなった場合は自己の責任となります。
個人再生をすると借金は5分の1くらいまで圧縮されます。
返済期間は3年という有限になりますが、今までよりもはるかに返済は容易になるでしょう。
弁護士費用は30~40万円くらいかかりますが、これは分割で支払うこともできます。
取り立ては数日で止まるので、その後は平穏な生活が待っています。
債務整理の手続きに着手したら、あとは弁護士から指示があるまで業者に返済する必要はありません。
今月分の支払いを用意できないという状況でも、債務整理をすれば当月分の支払いは先送りできます。
ローンは1ヶ月遅延すると、元の返済ペースに戻すのは容易ではありません。
毎月5万円の返済をしている方なら、2ヶ月分の10万円を用意しないといけないのです。
遅延が2~3ヶ月になったら、遅延分を解消するのは極めて難しいです。
個人再生は遅延が1ヶ月程度になったらすぐに行うべきでしょう。
もしくは今後の返済の見通しが立たない場合も、なるべく早めに弁護士に相談することです。
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