個人再生はマイホームを手放したくない人にも適しています
借金の返済が滞り、もうこれ以上返済を続けていくことがむつかしい状況になったときには、無理を重ねず債務整理という方法をとることができます。債務整理というとすぐに自己破産が頭にうかぶかもしれませんが、基本的に債務整理にはいくつかやり方があり、弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談しながら、一番自分に合った方法で行うのがベストです。借金は確かに返さなければならないものですが、今後の人生を新しくやり直すためには、もう一度その借金を見直すという意味でも債務整理をおこなうことは有効手段のひとつになります。債務整理の中で、比較的よくおこなわれているのは任意整理になります。これは今ある借金の利息を再考することで借金自体が大きく減額されますので、その後減額された借金を一定の期間内で支払っていくというやり方です。過払い金などが出る可能性も高いですのでそれを借金返済に当てることもできます。他には、自己破産も比較的よくおこなわれていますが、これは今ある借金をなしにできる代わりに持っている資産などをすべて失うことになります。もちろんマイホームなどもなくなりますので、まさしくゼロからスタートというかたちになります。もうひとつこのマイホームを失いたくない時には個人再生という方法が行われます。借金自体をかなり減額し、支払っていける金額を決まった年数で払っていくことになります。これは借金は減額されますが住宅ローンを抱えていた場合こちらは減額されません。ですので、住宅ローンを支払いながらなおかつ減額された借金を返済していけるだけの収入があるという場合にメリットがあります。マイホームがそのままですと、例えばお子さんがいた場合には生活環境を変えずにすみますので、今まで通り生活していくことができますので周りに気づかれるような心配もなくなります。借金返済で引っ越しなどということになりますと、やはりお子さんの精神面での不安が心配になります。個人再生は、手に入れ愛着を感じながら住んできたマイホームをできれば手放したくないといった時にはよく用いられる債務整理の方法です。債務整理をおこないますとしばらくはローンなどを組めませんし、クレジットなども制限されます。ですので現金での生活が中心になりますが、生活を立て直し、手元にあるお金の範囲の中でやりくりしていくという基本に立ち返ることができますので、新しく人生をやり直していく手助けになります。
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