個人再生をばれないようにすることは可能なのか?
多額の借金があり、返済することが難しくなってしまった場合には、債務整理手続きを行うことにより、返済額を軽減もしくは借金の返済免除となる可能性があります。
債務整理にはいくつかのタイプがありますが、その中の一つが「個人再生」です。この手続きを行う場合に、家族や職場の人にばれてしまうのでしょう。まず、家族にばれないで手続きを行うことが出来るかというと、同居している場合には難しい可能性があります。その理由としては、裁判所に申し立てをする場合には、家計収支表や収入証明書を裁判所に提出する必要があるためです。これは、申立者本人だけではなく、家計を共有している同居人の収入や支出を報告する必要があるためです。つまり、配偶者が仕事をしている場合には、配偶者の過去2ヶ月分の給与明細書を提出する必要があります。
手続きを開始すると、裁判所から通知書や郵送物があることがあります。これらの送付先を自宅にしている場合には、同居している家族にばれる可能性が高まります。そのため、弁護士に手続きを依頼しているという場合には、裁判所からの郵便物の送付先を自宅ではなく弁護士事務所に指定するようにしましょう。そうすることにより、自宅に郵送物が届くことを防ぐことが出来ます。
そして、職場の場合には、労金や共済組合や上司、同僚などから借金をしているかどうかにより異なります。もし、会社関係から借金をしている場合には、個人再生は必ずバレることになります。債務整理の中には、ある債務者からの借金を手続きから除外することが出来るものもありますが、個人再生はそうではないためです。可能であれば、手続きの申し立てをする1ヶ月以上前に会社関係からの借金だけを完済するようにしましょう。委任後に個別の債権者にだけ返済することは禁止されていますが、委任前であれば、それほど問題視されることはないようです。もし、会社関係から借金をしていないという場合であれば、裁判所や弁護士などから職場に連絡があるということはありませんので、ばれることはないでしょう。ただし、裁判所に提出する書類の一つに、退職金見込額証明書があります。この書類をもらう時にはなんのために必要なのかを確認される可能性はありますが、誤魔化すことは可能です。
個人再生を行うことで、官報に掲載されます。官報を日常的に確認するという人はほとんどいないでしょうから、職場にばれるということはないと言えます。
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