自己破産とは？初めての自己破産これを読めば大丈夫！
自己破産とは債務整理の1つであり、免責が認められれば債務の全ての返済義務がなくなるため、最も効果が高い方法です。
ただし、自己破産とは簡単に利用できるものではなく、次のような条件やデメリットもあります。
債務の免責をした場合、債権者が一方的に損をするため、免責が適切であるか裁判所で審査が行われ、不適切であると判断されれば免責されずに債務が残ります。免責不許可事由には様々なものがありますが、実際にはそれに該当していると絶対に免責が認められなくなるというものではなく、悪質でなければ免責されることが多いです。しかし、これはそのときの判断によって変わるため、不適切な行為は行わない方が無難です。
自己破産とはデメリットも大きい債務整理になります。一定以上の資産は処分しなければなりません。処分の対象になるのは破産者本人のみであり、同居する家族は保証人になっていなければ処分の対象にはなりません。しかし、破産者が家を保有している場合は引っ越さなければならなくなるため、家族に与える影響が大きいです。なお、家族が対象にならないからと、破産手続きを行う前に資産を移して処分を逃れようとすると、前述の免責不許可事由に該当して免責されなくなる危険性があります。
個人信用情報機関のブラックリストにも記録され、これが削除されるまでの間はクレジットカードの作成やローンの審査でほぼ落ちるようになります。これも記録されるのは本人だけであるため、家族に対して影響はありません。ただし、破産者を保証人にしてローンを組もうとした場合、保証人に信用がないため審査に通らなくなるので注意が必要です。
自己破産とは債務者が申立をすることによって裁判所でできる債務整理のことをいいます。それまでの借金を全て免除してもらうことができるため、借金がなくなるだけではなく、債権者からの取立てがなくなりますのでストレスも解消されることになります。自己破産とは生活上の救済措置なだけではなく、精神的な救済措置でもあるのです。メリットはやはりそれまでの借金が全て免除されるのでなくなるということです。ただし免責が認められない場合もありますので気をつけましょう。免責が認められないのは、１０年以内に免責を得ている場合やクレジットカードで物品や金券などを換金目的で購入した場合などです。また破産者法の破産者の義務に違反した場合なども認められません。破産宣告をしただけでは借金はなくなりません。必ず免責を認めてもらう必要があります。
自己破産とはある一定の財産を失うことではありますが、自己破産をした後に得た収入に関しては自分の自由に使うことができますので、生活を立て直すのもやりやすくなります。自己破産をしたことは会社に知られることは基本的にはありませんし、家族にも保証人になっていない限りは迷惑をかけることもありませんので安心です。５年から１０年ほどは新たな借金をすることはできませんが、自己破産をした後に借金をしようという方はあまりいないでしょうから、そこも大きな問題にはなりません。自己破産をした後はきちんと生活を安定させて借金をしないように暮らしていきましょう。
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