自己破産の陳述書の書き方と例文|都合が悪いことも正直に書くべき?

どうしても借金を返済していくことができなくて、自己破産を考えている場合
注意しなければいけないことが2つあります!

 

1つ目は、自己破産後は一定期間はローンが組めなくなるなどのデメリットがあるということです。
そして、意外に知られていない2つ目は、自己破産を申請しても、免責が確定しなければ返済義務は残るということです!
陳述書の書き方が免責が認められるかを左右する場合もあるので気を付けましょう。

 

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自己破産の陳述書の書き方

自己破産を行うための必要書類には、「破産手続開始・免責許可申立書」、「財産目録」、「陳述書」などが含まれます。
裁判所によって、自己破産申立書類の形式に差はありますが、記入しなければいけない内容はほぼ一緒なので安心してください。

 

自己破産の陳述書の記入事項

経歴・家族・職歴について

1.経歴
現在の健康状態から、現在の職業について書きます。

 

2.家族
現在同居している家族、離れて暮らしている両親などの勤務先、職業、収入について書きます。

 

3.職歴
過去の職歴や事業歴を記します。
退職した場合には、その理由も合わせて書くことが多くあります。

 

職業・家計の状況

1.職業について
現在の職業について、会社名、業種、地位、月収、退職金の有無など詳しく記します。
無職の場合には、職についていない理由、病気などが原因の場合にはそれを証明するものが必要になります。

 

2.家計の状況
家計全体での収入・支出を月ごとに記載します。
家族の1人がお金の使い方が荒いと家計全体に改善の余地があり、自己破産の免責が認められない原因となりかねませんので注意しましょう。

 

3.住居について
持ち家か賃貸か、1ヶ月の家賃、家賃に滞納はあるかなどを記入します。

 

破産を申請するに至った経緯

1.現在の負債の状況
現在の借金の総額と、すべての債権者を書きます。

 

2.借金が増加した経緯
借金をせざるを得なかった理由や借入を行った方法について書きます。

 

3.破産申請をしなければいけなくなった原因と経緯
破産手続きをするに至った理由とそれまでの経緯について説明します。

 

破産申請するに至った経緯は、読み手が分かりやすいように注意しながら書く必要があります。
決まった形式の空欄を埋めるのではなく、きちんと負債の原因や経緯を説明できていなければいけません。

 

その他の事項

それら以外にも、下記のようなことについて記入します。
・所有している財産について
・自分の配偶者や連帯債務者、自分が代表となっている法人が破産・再生手続きをしているか
・過去の債務整理の有無
など

 

自己破産の条件

自己破産で免責が認められるためには、最低限次の2つの条件をみたす必要があります。

  1. 借金の返済が不能であること
  2. 借金の理由が浪費でないこと
借金の返済が不能であること

まず、客観的にみて返済不能だと認められる必要があります。
これに関しては明確な基準があるわけではありませんが、自分で判断することは難しいので法律事務所などに相談してみるのが良いでしょう。
自己破産が難しい場合には、それ以外の債務整理の方法を教えてもらうということも可能です。

 

借金の理由が浪費でないこと

2つめのポイントは、借金の理由がギャンブルや浪費によるものではないということです。
これは、専門的な言葉でいえば「免責不許可事由に該当しない」ということです。

 

しかし、どこまで自己破産が認められるかは弁護士などの専門家の能力によるところもあります。
そういう意味でも、裁判所に借金の理由や経緯などを説明する陳述書が大切になってきます。

 

自己破産は法律事務所に相談するのがおすすめ!

借金の返済が苦しい場合なら、誰でも自己破産できるというわけではありません。
裁判所は、本当に返済が不可能で、自己破産による免責を認めて良いのかしっかりと判断します。

 

自己破産の手続を成功させるポイントは、必要書類をしっかりと作成することです。
虚偽の記載はもちろん、不備などで免責が認められないことも十分に考えられます!
自己破産をお考えなら、まず法律事務所に相談するのがおすすめです。

 

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自己破産手続きを行っていく際には陳述書を作成する必要が出てきます。
これは申し立てをした債務者がどうして自己破産に至ったのか、なぜそれが必要なのかというようなことを説明するための重要な書類です。
もちろんこの書類だけで全てが決まるというわけではないのですが、結果に対しては非常に大きな影響を与えるものになりますから、何を書くべきか、どのようなことを重視するべきかと言ったようなことはしっかり考えていなくてはならないでしょう。
では自己破産の陳述書における重要なポイントとしてどこをチェックするべきか、そこで出てくるのが「破産に至った経緯」の部分です。
ここでは基本的に自分が借金をし始めたころから現在に至るまでの状況を簡潔にまとめていくことになりますが、最も重要になるのは「借金の理由」です。
自己破産は誰でも申し立てをすれば認められるというような簡単なものではなく、本当にその制度適用が必要か、制度適用をして問題ないかと言ったようなことがチェックされることになります。
例えばここで「借金は自分が遊ぶために借りました」と書いてしまったのであれば、まず間違いなく適用はしてもらえないとして見るほかありません。
遊びで借金を作るのは単なる浪費であり、ただ無意味にお金を費やして生活が出来なくなったというのは自己責任の範疇だからです。
そのため借金の理由は生活のためや、家族のためなどの理由であることが必要です。
もちろんここで嘘をついてしまえば制度適用は望めなくなりますが、無意味に自分を貶める必要はないとして心得ておく必要があります。
次いで大切なのが「破産をしなくてはならないと判断した理由」です。
もし申し立てをした人が毎月の給与を会社から受け取っており、その給与を当てれば返済が出来るというのであれば破産をする必要はないと判断せざるを得ません。
破産手続きが完了すればお金を貸した債権者はその金額が丸々損失になるのですから、返済できる能力がある人が申し立てをしても受け入れるわけにはいかないでしょう。
破産をしなくてはならないと判断したのであれば例えばもう収入が無くて返済が出来ない、知人の借金の連帯保証人になっていてその請求が降りかかってきたなどの破産をするに相応する理由を説明しなくてはなりません。
もし万が一陳述書の中に不備があったり虚偽の申告があった、そもそも制度適用をする必要が無いと判断されるようなことがあれば自己破産手続きは却下されますので、この陳述書に就いては極めて冷静に判断して行く必要があります。

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