自己破産は2回目もできる?二度目以降の免責条件と3つの失敗事例
結論から言うと、自己破産に回数制限はありません。ですので2回目以降でも自己破産の申立ては可能です。
ただし、2回目以降の自己破産には法的制限があるので、1回目よりもさらに条件が厳しくなります。
そのため、まずは「診断ツール」で借入金額や借入状況を入力することで、自己破産ができるかどうかを無料診断するのがおすすめです。
2回目以降の自己破産の条件は?
最低限クリアしておくべき自己破産の条件は次の2つです。
- 『免責不認可事由』に該当しないこと
- 前回の破産から7年以上が経っていること
破産法252条で定められているもので、「免責を許可できない理由や事情」のことをいいます。
申立ての前に財産を隠す/贈与した場合や、借金の理由が過度なギャンブルや浪費だった場合などは、免責不認可事由となります。
前回の破産から7年以内に申立てをした場合、免責不認可事由となり自己破産を認めてもらえません。
また、2回目以降は免責不認可事由を厳しくチェックされるので成功率はガクッと下がります。
そのため、免責が受けられなかった場合も想定して自己破産以外の方法でも対応できるように準備しておくべきです。
また、最初から借金問題に強い弁護士に任せておけば、そういった柔軟な対応をしてくれます。
書類を準備するにも時間はかかるので、なるべく早いうちに依頼しておくと後の準備が楽になります。
自己破産2回目!再びの借金地獄に救いはあるの…?
自己破産は裁判所が免責を確定した場合に全ての債務がゼロになると言う債務整理です。
一般的に債務整理は任意整理を利用し、住宅を手放す事無く借金を減額し、残りの債務を返済していく方法になるのですが、自己破産の場合は残りの債務の返済が出来ない場合に行う債務整理なのです。
全ての債務がゼロになると言う特徴がありますが、住宅を所有している場合にはそれを処分しなければなりませんし、100万円を超える現金などについても処分の対象となります。
尚、99万円以下の現金など、自由財産と呼ばれてるものは、自己破産後の生活に利用する事が出来ることからも、残されると言う特徴があります。
借金をした理由が浪費などの場合は、自己破産の対象とはならないケースも有ると言います。
パチンコや競馬などのギャンブルが原因で借金を作り、色々な所から借金をして浪費を続けている場合は破産の申立てを行っても申立ては却下されることになります。
また、自己破産は2回目の破産というものが出来ない期間が有るのです。
2回目となる期間というのは、破産後10年間となっています。
そのため、10年間は破産の申立てが出来ないということになります。
更に、10年以上経過した後に、2回目の自己破産の申立てを行った場合、免責が確定する事は難しくなると言われているのです。
自己破産は全ての債務がゼロになると言う特殊な債務整理で、破産が確定した後は、破産をした原因をきちんと整理をして2度と同じ過ちを繰り返さないようにしなければならないと言う事なのです。
以前自己破産で借金をきれいになくしたけれど、また借金が増えてしまった。また自己破産をしたいけどできるのかな?一度借金を整理して、その後につくった新たな借金でも自己破産は可能です。ただし2回目となるとやはり条件があります。2回目の自己破産を申請できる条件とは、1回目の免責から7年以上の年月が過ぎていることです。これを満たしていないと申請したところで却下されてしまします。手続きを行う前に、前回の破産手続きから7年以上が経過しているか確認してみましょう。この条件をクリアしていれば自己破産の申請ができますが、やはり2回目となると1回目の時よりも認定が厳しくなるようです。借金が増えてしまった内容を見返してみて、自己破産の免責が認められるがどうかも確認しておきましょう。もともと自己破産は生活に必要なお金を借り入れたことで、返済が不可能になってしまった人を救済するという目的があります。ギャンブルや浪費などに使うための借金はそれに該当しないため、免責不許可事由にあたり免責できないことがあります。このため借金が増えた状況によっては、1回目の救済で何も反省しておらず変わっていないとみなされ、破産が認められないこともあります。自分のケースが借金の免責に該当しているかどうか、素人の判断では分かりにくい部分があります。無料相談などを利用して、法律の専門家に早めに相談することで破産ができるのか確認したり、場合によっては別の債務整理の方法を検討することもできます。
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